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自転車で楽しむライフスタイルラボ
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●緑町中学校区

【実施概要】

  • 2018年3月25日、千葉市稲毛区の轟町中学校の学区で実施。

  • 中央ろうきんの地域貢献プログラムの一環として活動を行いました。

  • 参加者は8人。各人が対象となるエリアを自由にポタリングしてもらいました。

【レポート】

  • 緑町中学校区は、JR西千葉駅と京成みどり台駅を中心に、黒砂、黒砂台、登戸、新千葉、春日、汐見が丘町のJR総武線と国道14号線に挟まれた横に長いエリアで構成されています。

  • 「みどり台駅」は、「浜海岸」→「帝大工学部前」→「工学部前」→「黒砂」と5回も駅名が改称されたという歴史があります。駅の近くには地域のランドマークともいえる「LOVE」の大きな彫刻が。ここは信号機がないロータリー状の「環状交差点(ラウンドアバウト)」になっており、千葉県内では市原市有秋台の有秋台東団地、市原市鶴舞の鶴舞団地の三か所だけ。緑町中学校には見事な桜並木が連なり、春先には桜のトンネルを作ります。

  • 黒砂や黒砂台は、江戸期には黒砂村と呼ばれており、名前の由来は「更科日記」の「くろとのはま」が変化したという説があります。新港横戸町線黒砂陸橋近くには登戸小学校や弥生小学校の分教場があった跡地の碑があり、その先には、木々の生い茂る黒砂浅間神社。鳥居をくぐった瞬間、流れる空気が凜と変わりパワースポットの雰囲気を感じます。石仏や出羽三山講、5つに分かれた御神木などが一堂に集まっているからかもしれませんね。

  • 西千葉駅南側の春日1~2丁目には「千葉の自由が丘」と呼ばれる「マロニエ通り」があり、おしゃれなカフェや雑貨店などが連なっています。汐見丘町は地形的に丘の頭頂部にあたり、町名からも昔は海を一望できた場所だったのではないかと思われます。

  • 埋め立て前には海岸線だった国道14号線に沿っては高台の丘陵地帯が続きます。海岸線の防風林の役目を果たしていたクロマツが主体の斜面林は、登戸緑町緑地として保全されています。

  • 沿線には海岸に降りる道だったと思われる下りの坂道がいくつも残り、かつては海辺のリゾート地として多くの人々を集めるなど、海を楽しめるスポットがあちらこちらに点在していたと思われます。実際、「西登戸駅」は当初「千葉海岸駅」と呼ばれ、東京方面からの潮干狩りの拠点駅として賑わいました。

  • 千葉寄りのエリアには石尊神社、登渡神社があります。登渡神社は葛飾北斎の富岳三十六景の中に登戸浦としても登場します。千葉市文化財の小壁嵌板彫刻や石仏が多数あるほか、神社の裏山には、富士登山講の金比羅様跡があります。昔は富士山の絶景スポットだったのでしょう。

  • 京成線の沿線と言うこともあり、鉄道ファンでなくても、行きゆく電車や、それぞれ違いのある踏切を眺めているだけでも楽しめます。

  • 一見、閑静な住宅地にしか見えない緑町中学校区エリアですが、改めて見ると、昔の海の面影や歴史の流れを感じるものがたくさんあります。さぁ、自転車でゆったりと、お散歩しませんか?(M.YONEDA)

  • ※参考文献:「京成の駅今昔・昭和の面影」「黒砂の資料を保存する会 活動報告」「絵にみる図でよむ千葉市図誌」

●緑町中学校区の手書き地図

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